保湿いらず?塩サウナの正しい入り方とその絶大な効果を解説

温泉施設に行くと、「塩サウナ」と呼ばれるサウナ室が設置されている施設があります。今回は、塩サウナを利用することによって得られる効果・効能や、その効果を最大限に引き出す入室方法について解説していきます。

塩サウナと普通のサウナの違いは?

サウナと聞くと、高温で乾燥した部屋(ドライサウナ)を想像される方が多いと思いますが、塩サウナは基本的には低温で湿度が高く設定されています。高温で一気に発汗させるドライサウナに対し、塩サウナは低温でじっくり汗をかくことを目的としているからだそうです。

また、塩サウナ室内には大きな壺やボウルなどに大量の塩が入れられており、その塩を体に塗ってサウナ浴を行います。

塩サウナの効果・効能は?

塩サウナで得られる代表的な効果として「塩溶効果」「浸透圧効果」が挙げられます。「塩溶効果」とは、塩と汗で電解質溶液が作られ、タンパク質(古い角質)を溶かす現象です。「浸透圧効果」はふたつの液体が水分の濃度を一定に保とうとして、濃度の薄い側から濃い側に移動することを言います。このふたつの効果が私たちにどのような恩恵をもたらしてくれるのでしょうか。順に説明しますね。

 殺菌作用・自律神経を整えて健康的に!

サウナ全般に言えることですが、サウナ浴と外気浴(サウナ外で体を冷やすこと)を交互に続けることにより自立神経が整います。さらに塩には殺菌作用があることから免疫力が上がり風邪を引きにくくなったりと、とても健康にいいと言えます。また、汗をかくことはもちろん、「塩溶効果」により余分なタンパク質(贅肉)を溶かしてくれるのでダイエット効果も期待できます。

 毛穴を一掃+潤いGETで美肌効果も!

「塩溶効果」と「浸透圧効果」で汗とともに古い角質と皮脂が排出され、肌がツルツルすべすべになります。さらに余分な角質と皮脂が排出されることにより毛穴洗浄、ニキビ予防の効果も得ることができちゃうんです!また頭皮は特に皮脂が分泌されやすいので、塩サウナに入ることにより臭い予防、発毛促進、ヘアケア効果も期待できます。

塩サウナの正しい利用方法は?注意点も解説!

ここでは、塩サウナの効果的な利用方法と、注意点を説明していきます。

①水分補給・湯舟に浸かる

 塩サウナに入る前に、コップ一杯のお水を飲み、湯舟に浸かって体を温めておきましょう。脱水症状を抑え、発汗しやすくなります。

②塩サウナに入室し、体に塩を乗せる

 塩サウナへ入室前に体を拭くことでさらに発汗しやすくなります。その後、入室し頭皮から全身に塩を乗せていきます。この時、塩を揉みこむのではなく、乗せることが重要です。皮膚への強い刺激は肌荒れ、かぶれを引き起こす可能性があります。

③汗が出るまでじっと待つ

 頭皮、体にまんべんなく塩を乗せたら、汗が出るまで腰掛けるなどして待ちましょう。塩が溶けたら軽くマッサージするのもおススメです。塩が汗で溶けるまで、目安として20分程度塩サウナに入りましょう(決して無理しないでくださいね!)。

④退室後は冷水シャワーで毛穴引き締め

 塩サウナ室から出たら、シャワーなどで汗を流しましょう。汗や塩がついた体で湯舟に入ることはマナー違反です。冷水を浴びることによって塩サウナで開いた毛穴を引き締めることができます。

まとめ

いかがでしたか?塩サウナに入ると、デトックス効果ダイエット効果を存分に感じることができ、なによりも肌がもちもちとぅるんとぅるんになります。こんなに即効性のある健康、美容法はないと思いますので、急なイベント前等、駆け込み美容にもご活用くださいね。